団塊の世代と老後年金生活
ファイト団塊の世代
団塊の世代のための退職から資産運用まで

家計の資産運用は、ライフプランが基本になります。家計資産は、日々の生活や今後予定されている住宅購入や子どもの教育資金などが前提にあり、決して収益性だけを追求するわけではないということです。
何の目的のために運用するのか、どのくらいの期間運用ができるのか、どのくらいの資金が使えるのか、リスク商品に回せる資金はどのくらいの割合か、目的を設定して全体の資産配分(ポートフォリオ)を決め、この資産配分に基づいて具体的な運用、投資商品を考えていきます。
家計の資産配分を考える場合、まず、生活に密着した資金や使用予定のある資金など生活必要資金と、すぐには使う予定のない余裕資金に分けて考えます。
ケガや病気による入院などの緊急用のお金は、すぐに換金できる流動性資金として、生活費の3カ月分くらいの資金がめやすになります。次に、マイホーム取得や子どもの大学入学金、家族旅行資金など、今後10年くらいの間で予定されているお金は、生活に必要な確実性資金ということになります。いずれも、安全確実な運用が基本になる資金です。
残りの資金が、当面10年くらいは使用する予定のない余裕(利殖性)資金ということになります。ただし、余裕資金だからといって、すべてリスクのある積極運用商品で運用してよいというわけではなく、年代によってその比率を徐々に下げ、50代では20〜30%以内に抑えておくのが無難でしょう。
このように、資金に目的を持たせると、使用する期間が明確になるため、自ずと選択する金融商品が絞り込まれてきます。たとえば、長期で運用できる商品と短期運用型の商品は異なりますし、利息を年金のように毎年受け取りたいのか、元本保証のないリスク商品で運用してもよいのかなども、「お金に目的を持たせる」ことで、具体的な運用商品が選びやすくなります。


PR.資産運用、定年後の家計を考える上で長期的な視点に立った資金運用計画は欠かせません。 マネープラン